お知らせ2016.07.20
ヒト型ロボットで認知症予防 アジアで最優秀賞を受賞
「ヒト型ロボット」を活用して高齢者の認知症予防を目指す、仙台放送の取り組みが、アジア太平洋地域における「高齢者ケアの革新的な成果」の1つとして、最優秀賞を受賞しました。
毎年4月にシンガポールで開催される「アジア太平洋高齢者ケア・イノベーションアワード」は、高齢者向けのサービスにおける革新的な貢献を表彰する、アジア最大級の大会です。 選考の結果、東北大学の川島隆太教授の監修のもと、仙台放送が制作した「ペッパーによるいきいき脳体操」が、「Best Wellness Programme」部門で最優秀賞を受賞しました。
このサービスは、ヒト型ロボットが介護現場で認知症予防を目的に、脳のトレーニングをするもので、年内中に、海外での提供も予定されています。
アジア太平洋高齢者ケア・イノベーション・アワードとは
アジア太平洋地域における高齢者住宅・介護サービス分野で革新的な貢献を行った団体の表彰を目的に、エイジング・アジア・イノベーション・フォーラム(Ageing Asia Innovation Forum、AAIF)を主催するAgeing Asia Pte Ltdによって4年前に創設されました。アジア太平洋地域という広い地域で高齢者住宅・介護サービス分野の革新的業績を、日本を含む8か国の代表から構成される審査員による審査により評価・表彰するアワードは他に例がなく、毎年エントリーの国数、応募数は増加傾向にあります。アワードのロゴは、高齢者の生活の質を高めるべく日々懸命に働く人々が持つ共感と情熱の重要性を人間の大事な要素として表現しています。
「Best Wellness Programme」部門とは
仙台放送の『ペッパーによるいきいき脳体操』は「Best Wellness Programme」部門と「Best Dementia Programme」部門でファイナリストに選出され、「Best Wellness Programme」部門で最優秀賞を獲得しました。この部門は、地域コミュニティにおける健康支援や健全な生活習慣の促進に大きく貢献する革新的な手法で成果をあげた団体を表彰する部門です。